押絵「西国三十三所観音霊験記」と生(いき)人形 展

観音絵馬11番修復後as

熊本が誇る生人形師 松本喜三郎の「西国三十三所観音霊験記」。浅草 奥山で大人気を博した等身大の生人形による、その世界観を肥後のおきあげ(押絵)で表現した、押絵師 深浦ハルの大作「西国三十三所観音霊験記」(通称 観音絵馬)が、3年前の熊本地震のあった年に 100年の時を経て甦りました。

奇しくも100年前に全国を巡り、人々の祈りに寄り添い、人々を救い、時代と共に朽ち果てようとしていたこの観音絵馬に、再び命が吹き込まれ復元された今の姿と、現在の地震で傷ついた益城町がこれから復興してゆく姿とを重ねて観ることで、この観音絵馬が新たな町の文化財として全国を巡り、復興のシンボルに相応しい役割を担ってくれるのではないかと…。

そこで、観音絵馬の存続に手を挙げ、消滅の危機から救ってくれた益城町に恩返しの意味も込め、NPOくまもと文化財プロジェクトでは、益城町教育委員会の協力のもと、100年前の巡礼再び!甦ったその姿を、公開までつなげる活動をしています。

その第一弾を、来年 大阪歴史博物館にて開催いたします!

◇押絵「西国三十三所観音霊験記」と生(いき)人形 → こちら

令和2年1月8日(水)~3月2日(月) 大阪歴史博物館8階特集展示室にて


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