重要文化財に指定されている実物の波奈之丸天井画では、黄色や紅、丹といった多くの色が失われているが、新たに制作している作品では、もちろん鮮やかな花の色が甦っている。黄色は特に褪色しやすいため、今回はカドミウム系の顔料を使っている。多くの色が入ることで、天井画から光が射してきている印象がある。