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復元プロジェクトに伊藤一善さんが参加!

IMG 2336波奈之丸(なみなしまる)天井画復元プロジェクトに、愛知県芸大の先輩・伊藤一善さんが参加してくれることになりました!伊藤さんは、院展に出品されている日本画家で、以前 名古屋城復元模写班の一員でもありました。現在 山都町で教職に携わり作品制作をされています。

171枚全ての天井画には、背景いっぱいに1~2ミリに切られた截金が施され、その復元作業が簡単ではないのです。金箔を細かく切る技術に加えて、その仕事量の膨大なのが気に掛かっていました。そこへ截金の技術を持った伊藤さんが訪ねて来られ「お手伝いしますよ!」と嬉しいお言葉を頂きました! 

今月中には、天井画用の杉板が乾燥が済み、アトリエに運ばれてくる予定です!

こちら→https://readyfor.jp/projects/kumamoto-cpp

よろしくお願いいたします!

メッセージリレー#2 今回のプロジェクトのQ&A

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こんにちは!NPOくまもと文化財プロジェクトに参加している大塚香織です。2014年、工房開設20周年を記念して小学生から80代のメンバー全員で、能の扇絵を古い画帳からそれぞれ選んで制作しました。能で使われる扇は、演目や役柄で数百種類の図柄があり、私は母が好きな野菊が描かれた鬘扇を選択。削用筆で描く極細の金泥の線に苦労しましたが、描き上がった作品には魂が込められたような達成感がありました。

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私は「こども日本画研究室」にて、年中さんから小学生を対象に本格的な日本画の材料を使わせて、子どもたちと一緒に遊びながら楽しく日本画を描いています。波奈之丸の天井画をお手本に、線描の練習や胡粉での盛上げ、金箔を竹刃で切っての截金など、遊びの要素も多い日本画のプロセスは子どもたちにとっても新鮮な時間になっているようです。

 

今回の波奈之丸・天井画の復元に関して、皆さんに支援のお願いをするに当たり、よくある質問の答えをまとめてみました!

Q.指定文化財の復元なのに国や県、市等の行政からの予算計上はないのですか?

A.今回のプロジェクトは、文化財そのものに手を入れる修復とは違って、新たに模写作品を制作する活動なので、行政による企画がなければ予算の見込みはありません。

Q.本物ではなく、模写の公開ってどのような意味があるのですか?

A. 公開の出来ない文化財に代わって展示公開の役割を果たすことができます。印刷物による複写と違い、実物と同じ素材、手法で描いていきますので、岩絵具の輝きや絵肌の柔らかな質感まで感じられる作品になります。模写はその描かれた当時の文化を伝えるべく役割を担った本物の分身、と考えるのが分かりやすいと思います。

《こども日本画研究室》大塚香織

今こそ、天井画の完全復元に挑む ー熊本城復興に添える花ー

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波奈之丸天井画 背景の截金(きりかね)

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波奈之丸(なみなしまる)天井画には、描かれた草花の背景に截金(きりかね)が施されています。截金は切金とも書き、文字通り、金箔を竹刃で細かく四角や糸状に切断して、画面に蒔いて貼りつける手法です。それによって天井画はさらに煌びやかな雰囲気を醸し出します。

そこで用いられている金箔の大きさは、小さなものが1~2ミリとかなり小さいので、金箔を細かく切断していく難しい技術が必要となります。それも大量に蒔かれているので、作業に掛かる時間も膨大で さらなる根気が必要となります。

2021年春、熊本城の天守閣復旧に合わせて、この度 同手法で復元する波奈之丸天井画の展覧会を企画しています。ご支援いただいた方々のお陰で実現するプロジェクトです。多くの方々に喜んで頂けるよう、メンバー一同、心を込めて制作してまいります!

メッセージリレー#1 くまもと文化財プロジェクトに参加して

 くまもと文化財プロジェクトに参加している伊東浩一と申します。普段は大学の教員と絵描きをしています。その傍ら、5年前から大塚先生の教室に通い、模写の勉強をしています。完成した作品はまだ3枚ですが、私の制作の上で大変勉強になっています。

 高校の時から絵の勉強(いわゆる洋画)をしてきましたが、絵の勉強というとデッサンが中心で、つたないながらもガンガン描くことに励んできました。ところが、大塚先生は教室で、花を一つ描くにもその花の名前や時期、いわれ等、様々のことを教えてくれます。明治の文明開化で洋画が日本に入ってきたとき、技法や様式は伝わったけど、その背後にある文化までは伝わっていなかったことを、しみじみ感じます。たとえば、茶道でお点前がどんなに上手く出来ても、その背後にある文化の奥行きを、いかに自分のものにしているかが大切なように‥。

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《最近完成した伊勢物語色紙 俵屋宗達作》

 その大塚先生が中心になって、この度クラウドファウンディングに挑戦することになりました。天井画の171枚という数字に一同、身が引き締まる思いです。

 余談ですが5年前に私がどうしても平家納経の模写がしたくて美術館の学芸員と美術大学の日本画の先生に別々に相談したところ、二人とも「熊本では大塚先生しかいない」と言って紹介されました。そのように大塚先生は熊本城の杉戸絵をはじめとして熊本の文化財の復元修理に長年携わってきて、美術関係者からの信頼も厚い作家です。ぜひ私たちの活動にご援助いただきますようにおねがいします。 《熊本学園大学教授 国画会会員》

今こそ、天井画の完全復元に挑む ー熊本城復興に添える花ー今こそ、天井画の完全復元に挑む ー熊本城復興に添える花ー

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細川藩御座船「波奈之丸(なみなしまる)」天井画復元プロジェクト

~熊本城の復興に花を添える~

熊本城 早朝 3

三年前の熊本地震の際、熊本城の壊れ行く様を見て、熊本のために何かしたいという気持ちが心の底から強く沸き上がってきました。そして、これまで学びの画題として長年取り組んできた細川藩御座船「波奈之丸(なみなしまる)」天井画の全171枚完全復元と展示公開の案が思い浮かびました。もしそれが実現できれば、地震で傷ついた熊本城や復興に努力している熊本の人達に力と安らぎを与えられるのではないかと考えました。 

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