【展覧会】移動型美術館・天井画廊で観る波奈之丸の世界
【会 場】 犬飼記念美術館 こころと心のミュージアム

【展覧会】移動型美術館・天井画廊で観る波奈之丸の世界
【会 場】 犬飼記念美術館 こころと心のミュージアム
熊本県のふるさと納税は、応援したい団体を指名して支援できる仕組みとなっています。指名しない場合と返礼品は変わりありませんので、もし熊本県外にお住まいの方で、ふるさと納税をお考えの方は、是非ご検討いただきたく、ご案内申し上げます。
①ふるさとチョイスの自治体「熊本県」のページで、好みの返礼品を選択→②寄付金の使い道を「NPO等支援分」(☑チェック)→③手続き最後に「NPO法人くまもと文化財プロジェクト」とご記入して頂くと、その内半分の金額が県を通じて当団体へ支給されます。【ふるさとチョイス・熊本県のお礼の品】https://www.furusato-tax.jp/city/product/43000?incsoldout=0&sst=A
現在 私たちは、御座船「波奈之丸(なみなしまる)」天井画 全171枚のうち104枚の再現模写を完成させ、残りの完成を目指しているところです。当団体は収益事業を行っていないため、皆さまからのご支援が私どもの活動の大きな支えとなっております。
2022年は、熊本県内6ヵ所での巡回展もコロナ禍の中、多くの方々が天井画の美しさをご観覧くださり、好評を博しました。今後は、熊本県外への展覧会も視野に入れた活動を目指しながら、現在も定期的に会員一同、技術の研鑽に励んでおります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
再現した波奈之丸天井画は、昨日 台風が迫るなか 肥後の里山ギャラリーから次の会場、人吉へと運ばれました。
人吉会場は「お菓子の香梅ドゥ・アートスペース人吉店」。
赤い絨毯が敷き詰められた床、落ち着いた雰囲気の土壁に球磨川の石を配した空間は、波奈之丸天井画がよく合い、窓から見える庭の草木の風景も心地好い会場です。
大水害からちょうど2年の人吉市。水害後に街を覆っていた土埃も消え、復興へ向け徐々に活気が戻ってきているように感じました。
人吉会場での展覧会は、約二週間。本日より7月18日(月)まで、人吉の少しでも多くの方に観ていただければと思います。
「熊本の宝を未来へつなぐ 再現模写の世界」熊本巡回展 in山鹿
〇場所 「天聽の蔵」山鹿市山鹿1392
〇会期 8月6日(土)~8月16日(火)10:00~17:00(会期中無休)
早朝、薄暗いアトリエを覗いたところ、窓から一番離れて立て掛けてあった修復中の大絵馬にまで、朝日が到達していました。
その光は弱く赤みを帯び、暗がりの中で金銀箔を輝かせ、劇的に武者たちを浮き上がらせていたのです。この大絵馬の背景の金銀箔の截金は、修復前には完全に消えてしまっていたものを、今回、痕跡を頼りに描かれた当時を再現しました。截金は、砂子よりギラッと強く輝きますが、金箔を細かく切るのが難しく、どうしようかと思いあぐねていたところ、名古屋城の復元模写チームで修行中の長男が、帰省して全てやってくれました。ありがたいものです。
私たちは、何となく古いものを観ては昔を感じていますが、修復されて本来の見え方が実感として再現されたとき、初めて自分が昔の空間にいることに気づきます。
https://readyfor.jp/projects/kumamoto-cpp