波奈之丸天井画 背景の截金(きりかね)

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波奈之丸(なみなしまる)天井画には、描かれた草花の背景に截金(きりかね)が施されています。截金は切金とも書き、文字通り、金箔を竹刃で細かく四角や糸状に切断して、画面に蒔いて貼りつける手法です。それによって天井画はさらに煌びやかな雰囲気を醸し出します。

そこで用いられている金箔の大きさは、小さなものが1~2ミリとかなり小さいので、金箔を細かく切断していく難しい技術が必要となります。それも大量に蒔かれているので、作業に掛かる時間も膨大で さらなる根気が必要となります。

2021年春、熊本城の天守閣復旧に合わせて、この度 同手法で復元する波奈之丸天井画の展覧会を企画しています。ご支援いただいた方々のお陰で実現するプロジェクトです。多くの方々に喜んで頂けるよう、メンバー一同、心を込めて制作してまいります!


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