阿蘇の小国杉の柾目板を 提供して頂きました!

「波奈之丸」天井画復元 参照数: 3365

佐藤林業様より天井画復元用の杉板を寄付して頂きました!当初予定していた吉野杉が、乾燥の段階で小さな割れが生じてきたため、倉庫で大切に保管されていた小国(おぐに)杉の柾目板を提供してくださいました!

 

 

この小国杉は、阿蘇外輪山の北側の裾野に広がる山から切り出されたもので、その山は小国町の北里家(地元では柳屋北里家という屋号)所有の山で、そこの200年生の杉を提供して頂きました。北里家といえば、令和への改元を機に刷新される紙幣の肖像・北里柴三郎氏の縁戚にあたります。

 

 

阿蘇の小国は、江戸時代にはすでに杉の産地であったことから、波奈之丸の天井板もそれに近い杉が使用されていた可能性も考えられます。今回の復元模写が小国杉で取り組めることになったのは、最も理想的な組み合わせだと感じます。

「佐藤さん、ありがとうございました!」

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